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番記者メモ:センターラインを固める重要な戦力、安藤淳/ 京都担当 雨堤俊祐

2011/4/23 12:00 0

いよいよJリーグも今週末から再開します。開幕戦から中断期間を経て約1ヵ月半。その間に負傷から復帰した選手がいれば、逆に離脱した選手もいます。安藤選手は前者に当てはまる状況でした。国分キャンプに入る前に負傷し、キャンプ地ではインフルエンザにかかって一時は別室で隔離状態となるなど、2011シーズンのスタートは最悪だったといっても過言ではないでしょう。「出遅れてしまいましたね」(安藤)とプレー可能となってからも、なかなか調子が上がらない日々が続きました。今年から大木監督が就任して取り組むスタイルが大きく変わった状況で出遅れることはコンディション作りだけでなく、戦術の習得にも影響があります。実際に開幕の時点で大木監督の口から安藤については厳しい内容の言葉が出ていました。調子が上向いてきたのは4月に入ってから。3月末のC大阪とのチャリティーマッチで交代出場ながら今季初めてトップチームの中でプレーすると、4月2日の清水戦で秋本が負傷したことでアンカーに定着していきました。当初は“代役”でしたが、試合を重ねるごとにプレーの安定感が増してゆき、いまやセンターラインを固める重要な戦力という評価を得るまでになりました。[3-4-3]の中盤の底をこなす上で意識しているのは「バランスですね。他の選手が流動的に動くので、自分のポジショニングは注意しています」。4月17日には布引(滋賀県東近江市)で磐田との練習試合が行われましたが、滋賀県出身の安藤選手の人気はさすがでした。「あの人たちの中から西京極に来てくれる人もいると思う。そういう人たちに楽しんでもらえる試合をしたい」と再開する岡山戦への意欲を語ってくれました。

(提供元:サッカー専門紙EL GOLAZO)


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