前節の試合後、スカパー!の勝利監督フラッシュインタビューにおいて、川勝監督は小林祐希選手の退場したことに触れ「あれをしたことで結果的に良かったと思ったら大間違い」という主旨のことを話していました。なぜ、勝利後のインタビューにも関わらず、わざわざTVの前でそのことを話したのか。今日、機会があったので聞いてみました。
「チームのために、あのファウルを冒したって後付けはできるけど、それを正当化してはいけない。あの場面も、先に戻ってバウル(土屋)の帰陣を待つとか、先に体を入れるとか、いろんな対応方法があったわけだし、時間だって40分くらい残されていた。ハーフタイムにも、『退場は絶対だめだ』って指摘をしていたところだったからね。アイツが試合映像を見返したときに、またこの話を聞けるように話したんだ」
やはり、意図のある発言でした。実際に、「10回くらい映像を見返すように」、小林選手には話をしたそうです。
尚、小林選手にもあの場面のことを聞きました。
「バウルさんにも言われたけど、もう一歩相手の前に入っていれば、ファウルを逆にもらえていたかもしれない。オフサイドトラップをかけることもできたと思う。あれが、例えば今後何かの大会の決勝の場面で訪れて、同じようなことをやって退場していたと想像すると、ゾッとします。このタイミングでこうなったのは、また勉強しておけということと捉えて、反省します」
しっかり、そのプレーの細部まで振り返っていたようでした。「10人になったのに4点が入り勝利した」という事実に、ともすれば隠されてしまいそうな退場の場面について。それをしっかり検証できているというのは、チームの成長にも繋がる結構大切なことなのではないでしょうか。