アフリカ勢、上半身の身体能力
7日のザンビア戦は0-2になってからようやくサッカーの試合になった。結果は4-3。悪くない。ザンビアはなかなかの強さだった。組織的だったし、アフリカ勢もヨーロッパの国々から戦術を学んでいるということを見ていた人たちも感じられたはずだ。
失点について、先に触れておこう。
1失点目は、「内田篤人のマークが甘い」という話ではなくて、あのタイミングで相手の頭が出てきてヘディングしてしまうというところに着目したほうがいい。身体能力が高いと聞くと、足腰の力のほうをイメージしやすいかもしれない。でも、上半身の力もある。失点場面のようなときに、いつもよりワンテンポ早く、足や頭が出てくる。
U-17のジュニアユース大会でベンチにいたとき、ナイジェリアやガーナといった選手たちの『上半身の身体能力』の高さを目の当たりにした。特にヘディングで、彼らとの結構な差が出てしまうんだ。普段より一つ手前のタイミングで足や手、頭が出てくるからね。その感覚を再確…