■京都
中田 一三監督
かなり選手たちは柏に試合をさせなかった
「強い柏さんに、かなり選手たちは試合をさせなかったなと。最後に1点を取られて負けたということはあるんですが、そこまでショックな気持ちではないです。(88分に前の3人を一度に交代させたが、あの時間帯まで引っ張った意図と3枚代えの狙いをお願いします)引っ張ったわけではないんですが、悪くなかったので、それを崩したくないというところ。また、少し疲れとか、相手に対応されてきたところも目についてきたこともあり、それにやっぱり勝ちたかったので、それも含めて3人を代えました。(対柏として、チームに指示していたことは?)今日の結果もそうなんですが、やっぱり1人、2人で試合を決める力を持っている選手がいますので、その対応を常にやるように準備してきて、それをほぼ90分間やり続けてくれたなと。その中で少し甘さがあったところ、クロスバーに当たったりというような、あの辺りで選手たちの献身的なアプローチがなければ、恐らく2、3点は簡単に入れられるような力が、柏さんに十分あるとは思いました。(今季初の黒星となったが?)試合に負けてしまったというのは、仕方がないというか、柏さんの準備を称えることしか今回はできないかなと思っています」
福岡 慎平
最後の部分をもう一回見つめ直してやっていきたい
「(右ウイングバックで起用され、今季初出場となったが?)いつもと違うポジションでしたが、カッちゃん(中野 克哉)とエビくん(上夷 克典)と良いコミュニケーションをとりながら、自信を持ってできました。最後の部分で自分が決めていれば勝てていましたし、チームとしても最後(の失点の場面)で体をしっかり張らないと勝てないと思うので、もう一回、見つめ直してやっていきたいと思います」
■柏
ネルシーニョ監督
後半からゲームプランがうまく機能していた
「非常に接戦だったと思います。京都さんも質の高い、オーガナイズされたポゼッションに長けたチーム。前半は相手のビルドアップを前からハメにいくというゲームプランで入ったんですが、そこがうまく機能せず、ハーフタイムに『ミドルゾーンできちっと守備をオーガナイズしてからカウンターにつなげよう』というふうな形で修正して、後半に関してはうまく機能していたと思います。最後の最後でああいった形でボールをゴールにねじ込むことができて、非常に良かったなというふうに思っています。(後半の早い段階で江坂 任選手を投入したが、彼に期待したことは?)(手塚)康平がやっていたことと何ら変わらない。[4-4-2]の中の2トップという位置づけで彼を投入しました。もちろん彼の特徴を生かすという意味で、もう少し前線でボールを動かしてほしいと思っていました。ミドルゾーンでボールを奪ってカウンターで出るというのが、後半に入ってからのゲームプランでもありましたので、彼にはそういう部分を期待していましたし、相手陣地でのボールポゼッションに関わる役割も任せていました」
染谷 悠太
チームが勝つのが一番。負けなくて良かった
「(リーグ戦では3試合無失点が続いているが?)危ないシーンがありましたけど、最後にみんなで体を張ったりして防ぐことができたので、そこは良かったと思います。チームが勝つのが一番。負けなくて良かったです。(昨季までの古巣である京都のサポーターからブーイングも出ていたが?)無視されるのを一番恐れていたので、まだ良かったです(笑)」…