■山口
霜田 正浩監督
全員でハードワークしようと話していた
「良い流れを断ち切らないように全員でハードワークしようと話していました。町田さんは本当にハードワークが持ち味で、徹底したサッカーをやってくるので、集中力と集中力、ハードワークとハードワークの戦いだと、そういう相手にホームでこういう結果を出すことができて、本当にウチの選手を誇りに思います。サポーターの前でこういう良い試合ができて非常にうれしく思います。戦術的なところは僕らが狙っていた形を何回も作り出すことができて、それは選手の戦術理解の高さ、あるいはそれを実践するハードワーク、気持ちも含めてピッチの中で戦う姿勢を出してくれたので、非常に満足しています。まだ課題はあります。クオリティーもまだ足りないし、決定的なチャンスでシュートも外しているし、いらないファウルもあります。こういう調子の良いときこそ、ちゃんと謙虚に練習を続けていきたいなと思います。(佐藤 健太郎選手に代えて小野原 和哉選手を投入した意図は?)健太郎は本当にサッカーを知っている選手で、行くときと行かないとき、つぶすときとやらせるときのメリハリがちゃんとできている選手なんですけど、やはり最初から飛ばしてくれたので体力的なところもあります。左サイドをもっと活性化して攻撃に行きたかったので、より瀬川(和樹)や(田中)パウロ(淳一)が攻撃に専念できるように守備を堅くしたいと思って小野原を入れました」
前 貴之
クオリティーがあって3点取れた
「前半は相手もアグレッシブに来て、良い形というか、まっとうできたかというと前半に関してはそこまでだったように自分の中では感じていました。後半は相手のウィークをずっと突けていたし、かなりボールを持てたし、クオリティーがあって3点取れました。(ハーフタイムにうまく修正ができたのか)それももちろんありますし、町田もそこまで変えてこないので、僕たちは1試合を通してクオリティーを上げてやり切ることがポイントだった」
■町田
相馬 直樹監督
走る部分でも後手に回った
「総じて言うと、正直なところ、山口さんの勢いにやられてしまったと思います。全体的にわれわれに対しての戦い方という意味では、昨年の10月頃に対戦したときも同じような立ち位置を取りながら、山口さんは戦ってきたのではないかと思います。そのときの対戦では4バックであったか、3バックであったか、そこまでは記憶していませんが、反対サイドに常に人を集めておきながら戦ってくるという狙いは、似たような形だったかなと思っています。ただ、そのときは連戦の中だったこともあってか、1-0で勝つことができました。今回に関して言いますと、正直、インテンシティーの部分で相手に上回られてしまったのかなと思います。もう1つポイントとして、幅だけではなく、深みを作られてしまいました。それが幅が生きる形になったと思いますし、そこのコントロールをわれわれがし切れなかったこと。そして攻撃の部分で正直、われわれの出来が悪過ぎた。この3点が理由となったかなと思います。ただ、一番大事なインテンシティーの部分で後手に回ったゲームだと思います。そこはわれわれも一番大事にしている部分なので、もう一度見直して、もちろん自分たちの戦い方の中で言えば、深さを作らせないことや、攻撃の仕方を詰めていかないといけないと思っています。インテンシティーの部分、さらに実際には走る部分でも後手に回ったことでこのような結果になったと思っています」
奥山 政幸
似たような場面でレノファの選手は決めていた
「(シュートチャンスが二度ほどありましたが、力みましたか?)そうですね。力が入りましたが、似たような場面でレノファの選手は決めていたので、その場面を決めた山口と決められなかった自分ということで、まずそこで結果に差が出たと思います。試合全体を通しても、球際や前への圧力といった部分で、だいぶ山口に上回られていた部分がありました」…