荒木 英喜 C大阪の1トップ2シャドーを気にするあまり、鳥栖らしさをまったく出せなかった開幕戦。岸野監督は「戦術ミス」と振り返り、鳥栖のカギとなったボランチの高橋は「リスクを負わなかった」と反省した。
新ブラジル人FWトジンが加入してまだ10日ほど。チームの完成にはほど遠いが、鳥栖らしく戦うために、持ち味であるFWからの積極的なプレスで札幌戦に挑む。岸野監督は「お互いにプレッシャーをかけあって、どちらが絶え間なく、それをできるか」と語った。そこでポイントになるのは2トップ。特に廣瀬は前から積極的にしかける攻撃的なプレスを知り尽くしている。彼が札幌DFにプレッシャーをかけることで、MFやDFがそれに連動して動くことになる。いわば鳥栖のプレスが機能するかどうかは、廣瀬にかかっているといっても過言ではない。さらに彼にはボールを奪ってから攻撃をしかけるという役割も当然ある。守から攻への切り替えの速さ、さらにはフィニッシュまで、背番号7に求められることは多い。
現時点でのチーム力は札幌のほうが上だろう。しかし、絶え間なくプレッシャーをかけ続け、札幌の中心となっているキリノ、ダニルソン、クライトンの動きを封じることができれば、自ずと攻撃の芽も生まれてくる。それが鳥栖に課せられた今回のミッションとなる。「夢昇格」のスローガンを目標に終わらせないためにも、このホーム開幕戦で札幌を叩くことが求められる。