■FC東京
天敵相手でも矢印は自分たち。ナイーブな青赤はもう見せられない
鼻息荒く意気込んだ結果1-1で引き分けた前節・湘南戦。約3カ月ぶりの味スタにも高揚し、その感情が空回り。横殴りの雨の影響も感じさせた。
苦戦した要素は諸々ある。いずれも勝負の世界では通用しないエクスキューズ。FC東京はナイーブだった。当然、うぶな姿をもう一度でも見せれば、喉から手が出るほど欲しているリーグタイトルはつかめない。ホーム最終戦となる今節。今季は長い間、上位争いをけん引してきた立場としての意地がある。「やれんのか!?FC東京」
少々乱暴な言葉になってしまうが、悲願の戴冠への期待が高まった今季だからこそ、サポーター、関係者含めサッカー界全体からそんな視線が注がれる。
相手は浦和。24日のACL決勝第2戦でアル・ヒラルに敗れ、アジア王者の座を逃した。リーグ戦では現在13位と低迷し…