昨年、大分サポーターの心をつかんだ歌があるのをご存知だろうか。『クソッタレが原動力 大分ver.』。シンガー・強さんが大分のために特別に作った歌で、発表されるやいなや大きな反響を呼んだ。この“名曲”はどのようにして生まれたのか。なぜこれほどまでに大分サポーターの琴線に触れたのか。強さん本人へのインタビューも含め、その背景、理由に迫る。
高い親和性。これまでの大分の歩みも“クソッタレが原動力”だった
19年11月2日、J1第30節・FC東京戦。試合を待つ昭和電工ドーム大分の大型ビジョンに突然、ミュージックビデオが流れはじめると、スタンドからはどよめきが起こった。
『クソッタレが原動力 大分ver.』……?
それは同年8月10日、J1第22節、大分ホームでの神戸戦でスタジアムライブを開催してくれたアーティスト・強さんからのサプライズプレゼントだった。