Practice Report 練習場レポート

[高校サッカー]那覇西 vs 佐賀東 コメント

2009/1/3 11:01 0

松田邦貴監督(那覇西)

「全然思った通りではなかった。しかけて行って相手にプレスをかけようとみんなで確認して、統一しようと言っていたが、全くだった。勝ったが内容に満足はしていない。なんというか…不思議だなぁ、と思う。勝ったのはみんなの気持ちが一つになった結果。前半の戦い方からではありえないでしょう(笑)」

――相手のキーマン・桃井が先発にいなかったが?

「そこまで気にしていなかった。1回戦を見ていて『いい選手だな』とは思っていたが、特定のマークをつけることは考えていなかった」

――PK戦の前に、南風原に何か声をかけたのか?

「南風原に対しては日頃から話をしているので、特に言うことはなかった。『いつも通り頑張れ』と声をかけたくらい。PKはみんな落ち着いていた。素直な気持ちで臨んでいたんじゃないかなと思う」

――メンタルトレーニングを導入したのは?

「いろんな意味で甘さがあり、サッカーに対する姿勢から正していこうとした。心と体をどう一致させていくか、調子が悪い時こそどうするか、といういうところを考えたかった。調子が良い時というのは何でもできますからね」


南風原一士(那覇西)

「PK戦の時は深呼吸をして落ち着いた。4本目から相手とのリズムがあってきた。4本目は止められなかったが、深呼吸して考え直すことができて、6本目を止めることができた。(現役時代GKの)松田監督に技術やメンタル面で指導してもらっているのが自信になっている。常にPKでは『相手との呼吸を合わせろ』と言われている。成果が出たと思う」

――今日の試合を全体的に振り返って?

「今日は2試合目だし、みんな疲れていたから、最後尾から奮い立たせようとした。相手は総体3位だったが、『コレ倒したらオイシイんじゃないか(笑)』とモチベーションに変えることができた。相手の個々の能力は高かったが、キャプテンの上原を中心によく頑張ってくれた」

――その上原がPKを外したとき声をかけていたが?

「下を向いていたので。『顔上げろ!』って言った。『まだ勝負決まってねーよ!』って」

――PK戦を意識し始めた時間帯は?

「PK戦に入る前に攻撃陣が決めてくれると信じていたから、PK戦は意識していなかった」


蒲原晶昭監督(佐賀東)

「今朝、桃井がやはり(右足首に)痛みがあるということで起用を迷ったが、万が一の時は途中で出すということになった。結局出さなければいけない展開になってしまった。本人も『やれる』と言うし。最初から出しておいて、良い流れを作っておけばよかったのかもしれない。これは僕のミス。上を目指そうという賭けに失敗したということ。その賭けがうまくいっていたら、明日もいいゲームができたと思う。前半はまったくウチらしくなく、連動性が見られなかった。思った以上に桃井の影響があった。那覇西はうちをよく知っている」

(提供元:サッカー専門紙EL GOLAZO)


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