■仙台
森山 佳郎監督
最後はもう『頑張ってくれ』という形になった
かなり蒸し暑く、湿度と温度も高い中でかなりキツかったかな、というところです。後半のラスト15分までに2-0にするゲームプランだったのですけれども、途中から戦術ではなく、誰が(足を)つりそうか、誰が疲れているのか、誰と代えたほうが良いのか、かなりそっちのほうに気を取られて、最後はもう『頑張ってくれ』という形になった試合でした。(守備の評価について)押し込まれるシーンのある時間帯も長かったのですけれども、ゴール前で最後にやらせないところはだいぶ浸透してきて、2試合連続でクリーンシートというのは非常に評価すべきところかなと思います。(林 彰洋選手の欠場と松澤 香輝選手の先発、梅田 陸空選手の途中出場について)(もう1人のGKの)小畑(裕馬)がケガをしていて、林は今日の午前中までグラウンドに来て実際に動きを確認して、100%ではないというところで、では松澤に任せようというところで、今日のお昼過ぎに松澤の出場が決まったところでした。松澤も両脚のもも裏をつってしまったということで、陸空くんの出場になりました
松澤 香輝
『必ずモノにする』という強い気持ちでやった
ここまでなかなかチャンスがない中、いろいろイレギュラーもありながら自分にチャンスが来たので、『このチャンスを必ずモノにする』という強い気持ちでやりました。ピッチに立てない仲間も自分のことを後押ししてくれたので、しっかりと戦うことができました。ただし、後半の10分に足をつってしまったので、そこからチームに迷惑をかけてしまいました。けれども、そのあとに代わって入った(梅田)陸空が全部押さえてくれたので、勝つことができて良かった
■鹿児島
浅野 哲也監督
われわれの目指すところができなかった
先に先制点を奪わないと難しいゲームになると予想はしていましたが、そのような展開になりました。先に点を取って(失点を)ゼロに抑えるというわれわれの目指すところができなかった。セットプレーもトレーニングはしているのですけれども、まだまだ甘さというか、ボールを見たり足が止まったりというところが今日も見受けられたので、細かいところが結果に出ることをもう1回選手たちと共有して、次の試合はなくしたいと思います。(先発を入れ替えた狙いについて)われわれが持ち前のつなぐサッカーを仙台さんにぶつけていきたいという人選でした。連敗をしていたので、選手たちの奮起を促すことも含めて、今日はこういうメンバーになりました。(得点のために足りなかったことについて)ボールは握れているのですが、仙台さんが人数をしっかり整えてからの攻撃ですから、なかなか穴が空かないというところで、クロスとかボールを奪ってのショートカウンターが1つ大事なポイントでした。そういう場面もできてはいましたが、最後まではやり切れなかったというところです
田中 渉
最後の精度や得点につながる部分などはまだまだ
左サイドで、とにかくゴールに向かっていくところは意識していました。あとは、SBの外山(凌)選手が(外に)張って良いクロスを上げるので、僕は中で良い関係ができるように意識していました。そういう(クロスに持ち込む)シーンも前節(・秋田戦)の試合よりは見られたと思いますが、最後の精度や得点につながる部分などで、まだまだ。仙台は一発を決めて勝点3を取ることができているので、そこの差が出たと思います…