vsインドネシア。焦点は5バック崩し
アウェイ2連戦となる1試合目の相手は、インドネシア。日本代表は年初のアジアカップで3-1と勝利しているものの、高温多湿で頻繁に雨が降る気候や7万人の観衆など、“完全アウェイ”の地で、難しい戦いになることは間違いない。そのインドネシアはこのW杯最終予選で3分1敗、勝点3で5位に位置するが、ここまでの4試合のうち、ホームでの開催は1試合のみだった。彼らにとっては、日本、サウジアラビアと続く今回のホーム2連戦が、悲願のW杯初出場に向けたターニングポイントになるだろう。
スタイルとしては、韓国人のシン・テヨン監督が、ソリッドな守備と縦に鋭い攻撃を構築している。その上、インテルの元オーナーであるエリック・トヒル会長の下で、インドネシアにルーツをもつ欧州出身の有力選手を多数引き入れている。エースのラファエル・ストライク、今夏までC大阪に在籍していたDFジャスティン・ハブナーなどがそうだ。インドネシア国籍を取得し、追加招集の可能性が噂されていたDFケビン・ダイクス(コペンハーゲンの主力)もチームに合流。出場の有無は流動的だが、小川航基の同僚でもあるDFカルビン・フェルドンクを擁する5バックは、ここまでの4試合で5失点と堅い。負傷で招集外となった上田綺世に代わり先発が予想されるその小川も、「非常にいい選手なので、彼の情報をみんなに伝えたい」と語り、対戦を心待ちにしている。
先発に向けて得点とともに意識するのは、豊富なタレントを誇る2シャドーをいかに生かすかということ。「素晴らしい選手がたくさんそろっている中で、僕が前線で体を張ってキープして、(2シャドーに)前向きでプレーさせてあげたい」と意気込む。相手の5バックをいかに崩して点を取るか。そこに大きな注目点がある。(文・河治 良幸)