Practice Report 練習場レポート

磐田・中山、鈴木に戦力外通告、両選手とも現役続行の意思

2009/11/10 15:30 0

10日、J1の磐田はFW中山雅史(42)、DF鈴木秀人(35)と来季の契約を結ばないことを発表した。両選手ともにクラブスタッフへの就任を要請されたが、現役続行にこだわった形となる。今季、中山の公式戦出場はわずか2試合で、リーグ戦は2試合ベンチ入りしたのみ。鈴木はリーグ戦5試合出場にとどまっていた。両選手とも磐田の黄金期を支え、特に中山はJリーグ創成期から名実ともに“ジュビロの顔"としてチームに貢献してきた。彼らは今季限りでサックスブルーのユニフォームを脱ぎ、新たなプレー先を探すことになる。

◆吉野 博行社長

「中山選手、鈴木選手の2選手とは、来シーズン現役選手として契約できないこととなった。中山選手は非常に長い間チームに貢献してくれたし、いろんなものを作ってくれた。鈴木選手もジュビロ一筋でプレーし、DFを強化してくれた。残念ながら選手としての契約はできないので、退団という形になる。中山選手にはアドバイザーやスクールなど、磐田で活躍してほしいという思いがあるし、鈴木選手にも指導者の要請をしているが、2選手とも現役への要望があった」

◆FW 9 中山 雅史

「(現役続行への)強い意欲はあるし、そういう気持ちでいる。現役への気持ちが今は強い。簡単にオファーがくるかどうかは分からない。今は待ちの身。1月いっぱいまではジュビロの選手だし、できることを精一杯やっていく。試合に出て勝利に貢献したい。(移籍となれば)苦しいことが多いかもしれない。多くのエネルギーが必要になると思う。最初はすごく苦労するかもしれない。ただ、それができなければそれまでだし、やってやろうという思い」

――磐田からのオファーは?
「名波アドバイザーがやっているようなスクールの活動などが挙げられるが、具体的な話し合いはまだ。ジュビロのスタッフということになるので、現役を続けたいという思いとギャップがあった。現役への気持ちが強いので、それを貫きたい。キレイに(現役生活を)終えるとすれば、このチームで終わることだとは思うが、その思いと現役サッカー選手にこだわる思いでギャップがあった」

――トライアウトは?
「今のところは何とも言えない。オファーがあれば検討していくし、なければトライアウトも検討の一つとなると思う」

――サポーター対しては?
「ベンチに入れなくても応援してくれる。本当に感謝している」

(提供元:サッカー専門紙EL GOLAZO)


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