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番記者メモ：とにかく試合に飢えていた、山下達也/ 札幌担当 斉藤宏則
2011/3/31 7:00
「あれだけできる選手が埋もれていることもあるんだねえ」。開幕前のキャンプで石崎監督がうなった。その選手とは、C大阪から完全移籍を果たしたDF山下達也のことだ。今季のC大阪はACLに出場しているため、ハイレベルな国際経験を積むチャンスがあった。だが、「とにかく試合に飢えていた」と札幌からのオファーに即決したという。先日の開幕戦こそ動きが固く力を出し切れなかったが、キャンプで見せたスピード、パワーは才能の高さを感じさせるもの。過去には年代別日本代表候補に選出されたこともあり、そのポテンシャルが発揮されれば、非常に大きな戦力となるはずだ。関西出身で、阪神・淡路大震災を経験した。「余震があるたびに、恐怖だった」と当時を振り返る。現在の東北・東日本の状況にも、思うところがあるようだ。「他人事とは思えない」と、自らの経験に重ね合わせながら日々、トレーニングを続けている。
（提供元：サッカー専門紙EL GOLAZO）
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