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番記者メモ:北九州の新守護神、佐藤優也/ 北九州担当 上田真之介

2011/8/12 20:00

報道陣に囲まれたGK佐藤優は笑顔をみせていた。「あれは僕のアシストだと思ってますよ」。8月5日の3節徳島戦、佐藤優の蹴った敵陣左サイドへのFKを池元が繋いで安田が流し込み、首位に土を付ける決勝点を決めた。「(福井)諒司がセットしてたんですけどね『どけ』って言って一気に蹴りました」。そのボールは狙い通りに池元の足元へと落ちた。佐藤優は今季、北九州に移籍。北九州では絶対的守護神の水原が地域リーグ時代からゴールを守り続け、当初の佐藤優は三番手に甘んじていた。ところが水原が出遅れてチャンスを掴むと、札幌在籍時代から続く攻撃的な姿勢をそのままに、シュートストップにも磨きをかけて正GKの座を奪った。ただ出場機会を求めてはるばる北九州まで来たわけであり、慢心などはできない。「本来の仕事はゴールを守ること。いまできていることに驕ることなく、引き締めていきたい」。若き新守護神の時代が始まっている。

(提供元:サッカー専門紙EL GOLAZO)


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