Photo: Atsushi Tokumaru
優勝が目前に迫ってきた。あと一つ勝てば狙ってきたタイトルが手にできる。とはいえ、それは“ステージ”優勝という限定的なもの。国内17冠を制してきた鹿島とすれば、その数が増えるわけでもないステージ優勝に、価値を見いだせないのではと、捉える向きもあるが、それは違う。
確かに、歴史と伝統を紡いで来たクラブとしてはそれが当てはまるかもしれない。しかし、いまのチームは違う。過去の実績が見せる常勝の幻影に悩み、比較され、負け続けてきたのが彼らなのだ。
始まりは…