Photo: Atsushi Tokumaru
試合後、選手以上にショックを受けていたのが城福監督である。前節の浦和戦(2●3)、指揮官が準備したのはコンパクトな[ 4-4-2]の陣形の下、相手のビルドアップの段階でミスを誘発し速攻をしかける戦術だった。
その戦術は、この二人のFWがいてこそ成立した。今季初めて先発からコンビを組んだ、ネイサン・バーンズとムリキ。「二人ともスピードを生かすことができるコンビ」とムリキ自身も語る2トップが、前線からの守備と、ボールを奪ったあとのスピーディーな仕掛けで躍動した。先制点も…