10試合ぶりの勝利を目指す町田は前後左右にコンパクトな陣形を保ちながらタイトなボールアプローチで相手の自由を奪い、主導権を掌握。15分に平戸がミドル弾を放つなど、相手を押し込んだが、次第に町田の戦い方に慣れてきたアウェイの山口が小塚と小野瀬によるコンビネーションを軸に主導権を奪い返した。さらに山口は岸田と大石の2トップが互いに入れ替わりながら町田の最終ラインの背後を突くことで「深みを取ってきた」(平戸)。相手をはがすパスと選手間の位置取りで“幅と奥行き”を効果的に突く山口に対して、町田は後手に回るシーンが増えていった。…