■日本
崩さぬ“攻め勝つ”姿勢。4年間の集大成を
2014ブラジルW杯。ザックジャパンが、いよいよ集大成を迎える。
今週、コートジボワール戦が近付くにつれて、何度も耳にした言葉があった。「4年間」――。
アルベルト・ザッケローニ監督は2010年秋に日本代表の指揮官に就任して以来、手塩にかけてきたチームや選手たちの成熟と積み上げを強調した。
「この4年間、チームにはどんどん相手ゴールに迫っていくように指示してきた」、「本田(圭佑)にはこの4年間、チームに貢献してきたモノと同じモノを(本大会でも)求めていきたい」
何度も念じるように、4年という重ねた月日を繰り返し語ったイタリア人監督。その思いは、選手にも伝播しているかのようだった。
長友佑都は言う。「これまで4年間、僕たちが自信を持ってやってきた攻撃的なサッカー、それを最高の形として(本大会でも)出して、相手を苦しめたい。4年間やってきたので」
さらに、川島永嗣も続く。「このチームが立ち上がってから、自分たちがうまくいかないときもまずは守備からというよりは、攻撃でリズムをつかみにいくということが多かった。4年間やってきた特長を最大限出さないといけない」…