蹴って来るか、つないで来るか。果たして
イングランドは、チーム史上初の4強入りを果たした。過去3度出場した女子W杯では、いずれもベスト4の壁を前に開催地を去った。今大会はグループステージ初戦でフランスに0-1で敗れたものの、続くメキシコに2-1、コロンビアにも2-1で勝利。決勝トーナメントに入るとノルウェーを2-1、カナダを2-1で破った。すべて1点差。全試合1失点。勝ち星はイングランドよりもランク下位国から――。数字はそう伝えている。また、今大会5試合すべてで先発メンバーを代えているのも大きな特徴だ。決勝トーナメントに入り、GKを含めた後ろの7人は固まったようだが、FW、2列目の組み合わせは多彩。「蹴って来るのか、つないで来るのか読めない」(川澄奈穂美)と、なでしこジャパンの面々は手探り状態だ。
ただし、大会前に…