■C大阪
15分の7。失点がかさんでいる苦手システムをどう克服するか
周囲の期待を上回る好成績で終えたリーグ前半戦のC大阪だが、課題の一つとして、[3-4-2-1]の相手に苦戦した事実は残る。第2節の浦和戦(1●3)、第11節の広島戦(5〇2)、第16節の仙台戦(4〇2)で計7失点。後者の2試合は勝利したとはいえ、リーグ前半戦の15失点中、その半分近くをこの3チームから喫している。守備がハマりにくいこのシステムの相手にどう対応するか。後半戦を勝ち抜く上で、克服したい課題になる。…
■浦和
好試合のあとの停滞。悪癖をぬぐい去るためにも重要な一戦
C大阪戦3日前、19日の浦和のトレーニングは普段以上に集中した中、白熱したゲームが展開されていた。メンバーを選ぶのはペトロヴィッチ監督ではなく、阿部と那須が代表して一人ずつ選抜していく形。主力組と控え組を分けるのではなく、いわばシャッフルしたチーム分けだった。このゲームが白熱した理由について、宇賀神や関根は普段とメンバーが異なるために、より負けられない意識が高くなること、駒井は相手に「練習から勝利にこだわる」那須がいたことで「引っ張られた」ことを挙げた。…