■神戸
監督交代という“劇薬投下”。暫定監督の下、好循環に転じるチャンス
前節・FC東京戦に敗れ、順位は11位。16日には2年半指揮したネルシーニョ監督を解任し、ヘッドコーチを務めていた吉田孝行氏が暫定的に監督を務めることを発表した神戸。勝ち点差は上位と開き、下位とは縮まっている。リーグ前半戦の低迷からの巻き返しを期した後半戦だったが、そのギアは一向に上がらぬまま、クラブは“劇薬投下”に踏み切った。吉田監督は特に守備面の改善を示唆し、短い時間ながらも、今節・横浜FM戦での連敗脱出へ向けた舵取りをスタートさせた。…
■横浜FM
神戸の監督交代は関係なし。横浜FMは相手攻撃陣の個を沈黙させるのみ
個の能力に秀でる神戸の攻撃をいかにして封じるか。相手の監督交代に関係なく、横浜FMにとってこの試合の焦点はとても分かりやすく、変わらない。
ここまでリーグ最少17失点と持ち前の堅守は健在で、現在3戦連続完封勝利を挙げている。その中心にいるのは守備リーダーの中澤だが、一人の力で守れるわけではない。1-0で勝利した前節の鳥栖戦後は「タカ(扇原)と喜田のダブルボランチが後ろに気を遣ったポジションを取ってくれた。守備意識の高いボランチがいるのは大きいし、穴は開かない」と中盤の底を封鎖したチームメートに賛辞を送った。…