パウリーニョが起点となって2得点。最後は[5-4-1]で締める
ともにオフにベテランを放出し、若返りを図ったチーム同士。攻守の素早い「切り替え」と、攻撃において「縦への速さ」を標榜するところも共通している。序盤はそこで水戸がやや上回った。千葉の前線のプレスのルーズさを突いて縦パスを通し、13分には宮市が左サイドを抜け出してクロス。これに馬場が飛び込み決定機を作った。しかしそれをしのいだ千葉が切り替えのギアを上げると、水戸のつなぎにミスが増え始め、「ボールを下げたところからプレスを掛けられてリズムを失ってしまった」(柱谷監督)。29分、千葉はパウリーニョが奪取したボールを左に展開し、中村のアーリークロスからネイツ・ペチュニクがヘディングで突き刺す。さらに36分、またしてもパウリーニョのボール奪取からFKを得ると、…