まずは多摩川制圧。しかし余韻に浸る暇はない
ドルトムント戦の惨敗が良薬だったことを証明するには、勝ち点3を取る以外になかった。「結果を出さなければいけないと思っていたので。当然と言えば当然の結果」。井川が口にしたこの言葉からも、選手たちのこの試合への覚悟が並大抵のものではなかったことが伺える。こういった状況でしっかりと勝ち切ったことは、チームを一段階上へと誘う大きな一歩になった。ただ、相手の不甲斐なさが際立ったのも事実。FC東京の攻撃の形はセットプレーと速い縦へのフィードが中心であったが、1stステージにその終着点として活躍していた武藤の穴が響き、…