■ジェフユナイテッド千葉
最大限の敬意を持ち、迎えるニューカマー
金沢の印象を聞かれたネイツ・ペチュニクは、「下部リーグから上がってきたチームのこの結果はサプライズ」と、驚きを隠さなかった。ただ、「彼らはその力があることを証明している。タフなゲームになるのは間違いない」と、百戦錬磨のスロベニア代表も、最大限のリスペクトを払ってこのゲームに臨む。
金沢のここまでの総失点数7は、J2最少。千葉はその堅守を突き崩さねばならない。堅いといってもベタ引きの人海戦術ではなく、現在の金沢はJリーグの中でも機能的な[4-4-2]のゾーンディフェンスを実践するチームの一つだろう。コンパクトな陣形を守り、…
■ツエーゲン金沢
個で劣る中、アウェイの地で見せるチーム力
開幕から13試合。つまり、シーズンの4分の1以上を消化した。新参者に向けられる目は明らかに変わった。前節の相手、岡山はリスクを回避してなかなか前に出て来なかった。金沢が張り巡らす“網”の中に、迂闊に足を踏み入れた結果が容易に想像できたからだろう。試合後、長澤監督は「バランスゲームのジェンガをやっているようなイメージ。一つ間違えばサメが口を開けて待っている」と語った。
ここまで10戦負けなしの金沢にどこが土をつけるのだろうか。本田圭祐はかつて…