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[海外組特集]ブンデスリーガ再開!注目はCL圏の争い

2014/1/22 14:55

 いよいよ後半戦が始まるブンデスリーガだが、優勝争いの行方はほぼ決してしまっていると言っても過言ではない。首位バイエルン・ミュンヘンは消化試合数が1つ少ないながらも14勝2分ですでに前半戦最多記録に並ぶ勝ち点44を稼ぎ出しており、2位レバークーゼンには勝ち点差『7』を付けている。

 先日の練習試合ではザルツブルクに0-3と不覚を取ったが、就任1年目のグアルディオラ監督の下でチームの完成度は高まっており、バイエルンの連覇は堅いだろう。

 注目はCL出場権争いだ。就任4年目を迎えるファーブレ監督率いるボルシアMGはタレント揃いの攻撃陣を軸に、ドルトムントを抑えて3位に食い込んでいる。

 上位陣を脅かす存在へと成長を遂げた5位ボルフスブルクもベルギー代表デブライネの加入が決まり、その勢いはさらに加速するだろう。前半戦終盤で調子を落としてしまったとはいえ、ドルトムントでさえCL出場権確保は安泰ではない。6位ヘルタ・ベルリン、7位シャルケにも十分チャンスはある。

 両チームともCL出場圏までは勝ち点差4。細貝、内田ともに監督からは厚い信頼を寄せられており、それぞれ昇格1年目の躍進、強豪の意地に注目したい。

 一方、前半戦未勝利で降格圏に沈むニュルンベルクは長谷部が右ひざ半月板損傷で長期離脱することになった。その後主力CBも欠くことになり厳しい状況だが、過去7シーズンに渡って前半戦を17位で終えたチームが降格を回避しているというデータは心強い。初勝利を挙げて勢いに乗るためにも清武ら攻撃陣の奮起に期待が懸かる。

 シュツットガルトやハノーファー、さらに下位で苦しむフランクフルトも入れ替え戦となる16位との勝ち点差は十分とは言えず、気は抜けない。

 シュツットガルトは新監督就任直後に調子を取り戻したもののその後は踏みとどまれず、酒井高も完全にポジションを確保したとは言い難い。ハノーファーでは中断期間にスロムカ監督が解任されコルクート新監督が就任したことで酒井宏がプレーする右SBのポジション争いは白紙に。

 まずは持ち前の1対1の強さを発揮して出場機会を確保したい。今季は出場機会の減っているフランクフルトの乾も結果を残してチームの救世主になりたいところだ。

 中位では9位のマインツを現在8得点の岡崎が引っ張っている。混戦の中位においてEL出場権までの勝ち点差は4。チームには長谷部や細貝とのプレー経験がある韓国代表MFク・ジャチョルが新たに加わり、パク・チュホを含めアジア人選手は3人に。彼らのサポートを得てゴール量産を狙いたい(山口裕平)

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