Feature 特集

ロシアW杯で日本の中盤を支えるのは?/第2回2列目編

2014/7/16 18:01

将来性豊かな人材がそろう2列目。本田圭佑や香川真司といった選手たちを脅かす存在は出てくるのだろうか。今回は宮市亮、長澤和輝、原口元気、宇佐美貴史、野津田岳人を紹介する

MF 宮市 亮(アーセナル)
1992年12月14日生まれ、21歳。183cm/71kg



そのスピードはもはやワールドクラス

 宮市のストロングポイントは、ワールドクラスのスピードだ。100mのタイムは10秒6。プレミアリーグ最速と言われるウォルコット(アーセナル)の10秒3に迫る俊足でサイドを切り裂き、クロスボールでゴールを呼び込む。チームが攻めあぐねたとしても、宮市の持つ絶対的な個の力を持ってすれば、局面打開が可能だ。試合終盤の切り札として起用されても、力を発揮するだろう。

 次期代表監督の最有力候補と言われるアギーレ氏は、積極的な守備からのショートカウンターを戦術基盤としているだけに、抜群のスピードを誇る宮市と新指揮官の相性も悪くない。最も得意とするポジションは左MF。ただ、アーセナルでは右サイドMFとしてもプレーしており、左右両サイドをこなす器用さも武器になるはずだ。

 課題は、けがの多さに尽きる。昨季は度重なるけがに泣き、リーグ戦は1試合しか出場できなかった。アーセナルに入団した11年当時に比べると、体つきは一回りも二回りも大きくなったが、それでも接触プレーの激しいプレミアリーグで当たり負けする場面は少なくない。自慢の速さを失わず、けがのない強靭なフィジカルを作り上げることが必要になる。(田嶋 コウスケ)

MF 長澤 和輝(ケルン)
1991年12月16日生まれ、22歳。173cm/68kg



密集地をものともしない技術の高さ

 ザッケローニ体制下で推し進められた“つなぐサッカー”をもう一つ上のレベルへ引き上げるために必要な素質を長澤和輝は兼ね備えている・・・

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