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「横浜の年」実現へ、着々と補強を進める横浜FM

2014/1/8 12:03


 リーグ戦最終節を待たずしてACL出場権を確保したこともあり、横浜FMのストーブリーグは例年より動きが早く、戦力拡充のために手数も多かった。チーム関係者によるとこのオフの補強ポイントを「左SBと前線のアタッカー」に絞っていたようだ。

 まず左SBについてだが、今年で41歳となるドゥトラが引退を申し出ていた経緯があり、その結論に関係なく補強が必要となった(後に契約更新)。そこで最初に獲得を目指したのが新潟の韓国代表SBキム・ジンスだったが、多額の違約金を必要とするため断念せざるを得なかった。次に大宮の下平匠の獲得を目指し、こちらを成就させた。左利きの左SBにターゲットを絞った補強は理にかなっている。

 アタッカー陣については齋藤に海外移籍の可能性があったが、こちらも残留することに。とはいえ2列目の人材不足は明らかで、名古屋から藤本淳吾を獲得することが濃厚だ。大黒柱の中村に不測の事態が起きても安心してトップ下を任せられる実力者で、兵藤や齋藤とポジションを争って先発を奪う可能性も十分にあるだろう。また、齋藤が移籍を決断するケースに備えて磐田の山崎亮平に正式オファー済みで、こちらは今後の動向が気になるところだ。

 昨季はフィールドプレーヤーが22人しかおらず、GKを含めてもわずか26人の少数精鋭で戦い抜いた。しかし今季はACLに出場するため、単純に駒が足りない。今季も指揮を執る樋口監督は「29〜30人は必要。競争力を高めないといけない」と話しており、新潟から獲得濃厚となっている三門雄大は複数ポジションをこなせるユーティリティープレーヤーとして重宝されるだろう。

 昨年中に加入が発表されている新卒選手もいるが、すでに籍を移すことが決まった選手と足し引きすると、まだ選手の絶対数が足りない。マルキーニョスの退団によって最大の懸案事項となった1トップの補強と並行して、少なくとも新チームが始動する1月27日までは活発な動きを見せていくはずだ。(藤井 雅彦)

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