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[FC東京]始動日レポート/システムは[4-3-3]。小平にイタリアの風が吹く

2014/1/20 17:23

初日は静観することも多かったフィッカデンティ新監督だが、最後はゲーム形式で得意とする[4-3-3]の布陣を見せた


レポート:田中直希


静かなる新監督。初日の最後はゲーム形式で締めくくる

 2014シーズンのFC東京が18日、始動した。サポーター約900名が見守る中、午前は2時間弱の練習を、午後はサッカー教室(一部選手)、夕方には新体制記者会見と、初日から精力的な1日を過ごした。

 練習前、恒例のトラメガパフォーマンスでは、マッシモ・フィッカデンティ新監督が主将の森重ではなく米本を指名。「今年から新しい歴史が始まる。楽しみにしてほしい。全タイトルを狙いたい」(米本)。森重いわく「次期キャプテン候補」の背番号7は、堂々とスピーチをやり切った。その後、米本の無茶ぶりを受けた羽生も「ここでタイトルを獲るために帰って来た」と話し、サポーターを沸かせた。

 練習にはリハビリ中の梶山、体調不良の廣永、AFC・U-22選手権に参加中の幸野以外の24名が参加した。そのメニューはゲーム形式を行うなど精力的だったが、フィッカデンティ監督は篠田善之コーチらにほとんどの指導を任せて選手たちのプレーをじっと見つめていた。

「喜怒哀楽を出す感じではなさそう」(塩田)。徐々に、そして静かに、戦術を浸透させていくことになるだろう。そんなイタリア人新監督よりも目立っていたのは、GKテクニカルアドバイザーのエルメス・フルゴーニ。ブッフォンや川島を育てた世界的名コーチは65歳という高齢だが、強烈なキックでGK陣を熱血指導していた。

「1本、1本に力を使う。量より質の部分を見ている」(権田)。氏は120日間という契約で、山岸GKコーチも健在ではあるが、ピンポイントで指導を行っていくことになる。GK陣のレベルアップには期待がかかる。

「極秘情報だと明日(19日)からすごく走るらしい」。C大阪から復帰した椋原はそう教えてくれた。22日から始まる沖縄キャンプに向けて、今後はフィジカルメニューのレベルが上げられていく。

 新体制記者会見で今後の補強についての質問が飛ぶと、フィッカデンティ監督は「現在のメンバーでほぼ完璧」と明言。現在の体制でチームをスタートさせることが明らかになった。「どんなチームになるんだろう」。そんな期待を抱かせる、新指揮官を迎えた2014年のFC東京が始めの一歩を踏み出した。


FC東京
14シーズンスタッフ:監督 マッシモ・フィッカデンティ/コーチ ブルーノ・コンカ、篠田善之、川口信男/GKコーチ 山岸範之/フィジカルコーチ 矢野由治/GKアドバイザー エルメス・フルゴーニ

13シーズン成績:J1 8位/ナビスコカップ グループリーグ敗退/天皇杯 ベスト4

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