試合が動いたのは35分だった。イタリアはショートコーナーから、ピルロがスルーしたボールにマルキジオが低い弾道のミドルシュートで先制点を挙げる。対するイングランドもすぐさま反撃を開始し、失点から2分後の37分にルーニーの折り返しをスターリッジが合わせて同点とした。
高温多湿な厳しい環境下での試合は、時間経過とともに運動量とプレー精度が落ちていく。終盤は足をつる選手が続出し、試合が一時的に中断する場面も数多く見られた。そんなゲームを決めたのはバロテッリの卓越した得点能力だった。50分、カンドレーバのクロスに対してファーサイドに逃げながらヘディングを叩き込む。優勝経験国同士の注目の一戦は、常に先手を取りながら戦ったイタリアに軍配が上がった。