勝負を決めたのは一瞬だ。50分、FKからの熊本のクリアボールを拾ったファン・ソンスが、隙間を狙って鋭いスルーパスを通すと、それを受けたダニエル・ロビーニョがゴール左スミに流し込む。63分には青木良が退場したが、逆に群馬は「やることが明確になった」(富居)。高さのあるファビオ、巻を投入して徹底したパワープレーに出た熊本に対し、ゴール前を固めてはね返し続け、最後まで得点を許さずそのままタイムアップ。3連戦を2勝1分の無敗で乗り切り、GK富居を中心に守備が安定してきたことも裏付ける結果を得たと言える。
一方の熊本は最後の精度もさることながら、ブロックを崩す工夫やシュートチャンスでの思い切りの良さも欠いた印象。相手に怖さを与える意味でも、ゴールに向かう迫力を高めたい。(井芹 貴志)