リーグトップとなる69本のシュートを放つダヴィが2試合連続でゴールを決めている。チームがダヴィに渡しているお膳立てを考えると8得点は少な過ぎるが、ストライカーとしての及第点の働きは示している。
特に、ここ2試合はダヴィのファーストディフェンダーとしての活躍が光っている。前々節の広島戦では水本から高い位置でボールを奪い5点目をアシスト。前節の名古屋戦でも牟田のロングキックをブロックして貴重な同点弾につなげた。そうした姿勢にチームメートからも賞賛の声が飛ぶ。
「守備のところで頑張ってくれる。僕も後に続いて限定しやすいので助かった」というのはトップ下の土居。以前までであればダヴィのぶんまで右往左往しなければならなかったが、ダヴィが動くようになり次の選択肢を考えれば良くなった。
ポストプレーも改善した。強引に突破をしかけてボールを失う回数は減り、簡単にトップ下の土居に預ける場面も増えている。しかし、土居は「ダヴィが単独で持っているとき、僕がフリーならパスを出してくれるともっと助かる」と注文も忘れない。
鹿島は37得点を挙げリーグNo.1の破壊力を誇る。8得点のダヴィがチーム得点王だが、得点者は実に13人で、どこからでも得点できるのが強みとなっている。とはいえ、最もチャンスを迎えているのはダヴィ。彼の決定力が上がればもっと試合はラクになる。(田中 滋)