自らの2ゴールを含む、全3得点に絡んだラフィーニャ。まず1、2点目に共通して言えるのは、こぼれ球への反応の速さだ。PKを獲得した1点目の場面では、相手選手の足に当たりエリア内に流れたボールにいち早く反応、自ら得点を決めた2点目に関しても小椋のプレスからのこぼれ球にすぐさま反応し、簡単ではないシュートを右隅へ確実に決めた。得点場面以外でも、ボールを引き出し、中村、兵藤、齋藤といった前線の選手とコンパクトに距離を保ちながら攻撃のリズムを作った。裏へ抜け出す動きだけではなく、足元でも受けられるラフィーニャの動きは徳島守備陣にプレッシャーを与え、ドリブルもスルーパスもある横浜FMの前線をより一層活性化させた。試合後、樋口監督も「ボールを引き出す、収めることができる。彼が時間を作ってくれることで全体の厚みが出ている」、「(前線の選手が)彼と近い距離でプレーすることができたときには、必ずコンビネーションで崩す形まで持っていっている」と評価した。
3得点目の場面では、右サイドを駆け上がった藤本からのクロスに「FWとしての良い動きがエリア内でできたと思う」(ラフィーニャ)と、ゴール前まで走り切りダメ押し点。後半のロスタイムという時間にもかかわらず、運動量も最後まで落ちなかった。
リーグ戦再開後、勝利から遠ざかっていた横浜FMだが、徳島の地で反撃の狼煙となるきっかけをつかめたことは言うまでもないだろう。(柏原敏)
ラフィーニャ(Rafinha)
1987年6月30日生まれ、27歳。ブラジル出身。172cm/75kg。ナ シオナル(ブラジル)→福岡→パウリスタ→CAジュベントス→ボトラ ティーFC(以上ブラジル)→草津→G大阪→蔚山現代(韓国)を経 て横浜FMに加入したFW。