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代表国際親善試合
9/5(金) 19:25 @ プレド

日本
0
0 前半 1
0 後半 1
試合終了
2
ウルグアイ

Report 試合後コラム

見えてきたアギーレジャパンの骨格

2014/9/8 15:50

システム変更やアレンジを入れて状況に応じた試合の主導権を握る

 新生日本代表の初陣となったウルグアイとの一戦はハビエル・アギーレ監督の方向性を見る上では有効なサンプルとなった。ハッキリしたのはアギーレ監督が特定の戦術を継続的に植え付けるスタンスではないということ。ベースになる基本的なコンセプトは設定するが、対戦相手や試合展開、時間帯に応じた変更やアレンジを入れて、状況に応じた試合の主導権を握るということだ。

 ポゼッションやカウンターも、プレッシングもブロックも、その手段にすぎない。「毎回、同じプレーをすると相手に読まれることもある」とも語っており、その状況で何が有効で、何がリスクかを見極め、効率良くチャンスを作り、ピンチを回避する。試合中にフォーメーション変更をしたのも、そうした方針を象徴するものだ。[4-3-3]と[4-4-2]の基本的な特性はあるが、相手のシステムとの相性、どこをストロングポイントにしているかなどで効果は違ってくる。もちろん途中から投入する選手の特徴もそうで、アギーレ監督は試合ごとの勝利のために最も効果的な戦術や選手起用を想定した中で、試合中でも状況が変わればフォーメーションを変更していくのは公式戦も同じだろう。

攻撃の部分はこれから。現状は手探り状態

 またアギーレ監督は「走らない選手は使わない」と語っているが、ウルグアイ戦の運動量はあまり多くなかった。この試合の守備が高い位置からのプレスではなく、自陣寄りにブロックを築く形だったことが一つの理由だが、攻撃を選手たちが手探りでやっていたことが大きい。長友佑都は「前線の選手が個で崩す部分を、特にサイドの選手は求められている」と[4-3-3]の特徴を説明したが、「前の3人だけの攻撃では強豪相手には通用しない」と強調した。アギーレ監督が「ボールを持ったときに、もっと速くボールを動かす必要があると思う」と指摘したように、この日は攻撃のテンポが悪く、多くの局面でウルグアイの選手に的確なポジションを取られ、攻撃が手詰まりになってしまった。

 ただ、要因は選手の能力的な問題ではなく、出し手と受け手の関係や動き出しの共有ができていないためだろう。ウルグアイ戦の時点でアギーレ監督は攻め方やポジションの役割をそれほど具体的に説明していないようだが、徐々に方針を加えていくはずだ。最初の試合から明確な戦術プランで縛るのではなく、システムの枠組みの中で選手たちの自主的な判断をうながしたというのは、フレキシブルな戦いを目指す方向性においては大事なポイントであり、前監督との違いを浮き彫りにするものだった。(河治良幸)

EG 番記者取材速報

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