足りなかった連動。新戦力の起用にも期待
札幌から横浜に場所を移し行われるアギーレジャパン第2戦。注目点は二つ。それはウルグアイ戦以上にチーム全体の機能性を高められるか、そして初戦で出場がなかった選手たちに出番が回ってくるかである。
5日のウルグアイ戦では、ハビエル・アギーレ監督が目指す“戦う”スタイルは随所に感じることができた。特に守備面では相手ボールに激しく食らい付く姿勢を各選手が見せていたところは印象的だった。ただ、そこに実効性があったかはまた別問題。気持ちは伝わるも、W杯16強のウルグアイに対してはプレスが空回ることも多かった。
その現状に関して、ディフェンスリーダーとして監督から指名された吉田麻也は冷静に語る。「連動して奪いに行くところや我慢するところの使い分けは、もうちょっと戦術的な練習を重ねないと難しい。まだまだ時間が足りない。でも新たな意識は持てているので、そんなに悲観する必要もない」。ウルグアイ戦翌日の6日の練習はリカバリーメニューが主だったため、実質新たに戦術の積み上げをする機会は7日と8日の2日間のみ。新体制のチームにとっては、こうした時間は特に有効に使いたい。このベネズエラ戦は、選手個々の意識の変化に加えて、少しでもチームとして機能性を上げていきたい。
そして選手起用に関してだが、アギーレ監督は今回のメンバーを選んだ際、「この2試合でできれば全員の選手のプレーを見てみたい」と語っている。ウルグアイ戦は先発11人と交代選手4人の合計15人がプレー。すでに長谷部誠がけがで離脱しているため、プレーしていない残りの7人がこのベネズエラ戦で出番が与えられる可能性が高い。
前線ではW杯メンバーの大迫勇也が控えており、また中盤には期待を集める柴崎岳やロンドン五輪組の扇原貴宏、最終ラインでは初選出の松原健らが出場機会を狙っている。練習でもそれぞれが特長を出したプレーを見せており、若い力が新生日本代表にどんな刺激をもたらしてくれるのか期待したい。(西川結城)