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J1リーグ 第23節
9/13(土) 18:00 @ 熊谷陸

大宮
2
1 前半 0
1 後半 1
試合終了
1
鹿島

Report マッチレポート

大宮の底力。残留へ向けて第一歩を踏み出す

2014/9/15 14:44

研ぎ澄まされた守備の集中力。気迫は衰えず
 74分、FKのこぼれ球を高橋がゴールに押し込んだとき、14,182人が駆け付けた熊谷は特大の歓喜に包まれた。一直線にゴール裏へと走り出した高橋、そして彼を祝福するチームメートたちには笑顔があふれる。久しく遠ざかっていたリーグ戦での勝利を確信させる、幸福な光景だった。
 決してラクな試合展開ではなかった。縦横にコンパクトにしながらの守備はある程度機能していたが、そこからの展開は未成熟で、「ボールを持ったときにはトレーニング不足を露呈してしまった。それは私の責任」と渋谷監督は悔やんだ。それは34分に泉澤のドリブル突破からムルジャが決めて、5月17日の第14節・鳥栖戦(1△1)以来の先制点を挙げても大きくは変わらなかった。むしろ時間が経つにつれて鹿島との攻撃面の成熟度の差が表れ、守勢に回る時間帯は増えていった。
 ただ、その一方で守備時の集中力は研ぎ澄まされていった。幾度となく素早いカバーリングで守備の決壊を防いだ金澤は、「守る時間が長くて危ないシーンもあったので、自然とみんなの守備の意識が高くなっていた」と振り返る。69分にセットプレーから同点に追い付かれたものの、チームから発散される気迫は消えない。失点からわずか5分で冒頭の決勝点につなげると、今度こそ最後まで守り切ってみせた。「みんなこれくらいハードワークしないと簡単には勝てないというのが分かったと思う」と金澤。今後の基準にもなる、チームのあるべき姿がそこにはあった。
「まだわれわれは何もつかんでいない。今日の勝利を次に生かさなければ、何もない。また良い準備をしてゲームに臨みたいというのが、私の希望」
 静かに、しかし力強く語った渋谷監督。不屈の闘志を携え、大宮は新たな一歩を踏み出した。(片村 光博)

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