京都に失点を喫する71分までの戦いは決して悪くはなかった。
前半をスコアレスで折り返した群馬は60分過ぎにダニエル・ロビーニョ、平繁らが一気にゴール前へ突き進み、波状攻撃を見せる。しかし、事件はその直後に起きた。自陣でボールを受けたファン・ソンスが後ろへ戻したところで加藤が痛恨のパスミス。それを工藤に拾われると、素早くゴール前へと送られて大黒に豪快なボレーを叩き込まれる。「大黒さんのゴールはすごかったが、自陣でのイージーなミスからやられてしまったのが残念」(富居)。
群馬は失点を境に失速していく。アグレッシブなプレーが影を潜め、消極的なプレーからのミスも増えた。平繁が足をつってピッチを退いたあとはゴール前での迫力も失い、京都ゴールを脅かすことができない。そのまま見せ場を作れないまま、群馬は試合終了のホイッスルを聞くこととなった。
群馬としては71分までは互角の戦いを見せていただけに、残り約20分の執念なき戦いが悔やまれる。秋葉監督は「昇格争いに絡んでいるチームとの差」と説明したが、それが要因になっているならばこれから先のシーズンは戦えない。