ホームで完敗。すべての要素で北九州に上回られる
スコアどおりの完敗だ。山口智の欠場によりCBで先発した大岩は、「相手のほうがまとまっていたし、組織的だった」と素直に彼我の差を認めた。
試合に臨むにあたって、チームが持っていた意識は明確だ。「北九州が引いて完全にブロックを作って守ってくるのは分かっていたので、先制点は絶対に取られたくなかった」(森本)。しかし、その目論見は24分、池元にPKを沈められたことで崩れ去った。リスクを冒さずに[4-4]のブロックを低い位置に築いた北九州に対して攻めあぐねることになり、「焦りとか『取りにいかなくちゃいけない』ってところで少し攻め急いでしまってカウンターの機会を与えてしまった」(幸野)。そして前半終了間際のセットプレーで大岩がマークしていた前田を「判断ミスというか、外してしまった」(大岩)ことでフリーにしてしまい、ボレーシュートで2点目を奪われた。後半開始から2枚の交代カードを切るなど積極性を見せた千葉だが、56分には自陣で奪ったボールを奪い返される形から痛恨の3失点目を喫して万事休す。オナイウのリーグ戦初得点で1点を返すのが精一杯だった。
攻撃時のプレー選択のスピードや、守備に回ったときのスキのなさなど、細かい部分まで含めたすべての要素で北九州に上回られた感のある千葉。力不足を痛感する一戦となったが、それでも前半からコンスタントにペナルティーエリア内にポイントを作り、後半はミドルシュートも使いながら可能性のある攻撃を見せた。「チームはそんなに簡単に変わるものじゃない。地道に、しっかりと、ブレないでやっていくことが大事」と幸野。課題と収穫を見誤ることなく、今回の敗戦も前進への糧とすべきだ。