競り合いに強い三島に対して福岡は、セットプレーの際、三島がどこにいようと常にイ・グァンソンをぶつけた。「中で修正できた」と武田は話したが事前準備はなく、バランスの悪さは修正できなかった。さらに、「少しぼかしてしまっている」と神山が言うように“イ・グァンソンなら勝つだろう”という油断もこの試合に限らず、福岡には見られ、足が止まるシーンが多かった。昇格争いというディテールの徹底が求められる勝負の中で福岡は甘さを見せてしまった。三島が勝つと信じて裏に走っていた山村と、イ・グァンソンが勝つと信じて足を止めた福岡守備陣。同じ“信じる”という行為だったがその結果には大きな差が生まれた。徹底し続けた水戸の9試合ぶりの勝利は妥当と言えるだろう。