■東京ヴェルディ
新体制で芽生えた新たな息吹。初戦で結果を残せるか
前節・栃木戦(2●3)の敗戦を受けて、三浦泰年監督が解任となって迎える今節。最下位の富山をホームに迎える大事な一戦。冨樫剛一新監督は、「あと11試合しか残っていないので、大きな変化は得策ではない」と大きく舵を切ることはせず、これまでのベースに新たなエッセンスを加えてJ2残留を目指す。「まだまだ自分たちの手の中に(残留は)ある状態なので下を向いたりする必要はない」(冨樫監督)。その言葉どおり自分たちの結果だけで状況を変えることができるのは大きく、「変えられる未来を今から自分たちでやろう」(冨樫監督)と悪い状況を自分たちの力で変えていく。下部組織出身の選手が多く、監督の人柄をよく理解していることもあり新体制になって日が浅いが、すでにチームにとって良い方向へ向かっている兆しがある。選手の間からは「指示が具体的になった」と、これまでにない明確な指示に特に若い選手たちは思い切ってプレーできると意気込んでいる。これからどこまでチームを変化させられるのか。冨樫新監督をはじめ一新されたスタッフ陣の手腕に注目したい。(柴原 貴彦)
■カターレ富山
鬼門、アウェイでの一戦。連敗記録を止められるか
最下位の富山は21位・讃岐に勝ち点差11、20位・東京Vには15離されている。J2残留の望みをつなぐには、残り11試合全てで勝ち点を積み上げるしかない。今回の直接対決に敗れると自動残留は、ほ
ぼ絶望的と言える。14連敗中と鬼門のアウェイだが勝利が必要だ。
前々節・岐阜戦(0△0)以降、前からプレッシャーを掛けて縦に素早く攻める昨季までのアグレッシブなスタイルに回帰した。岐阜戦と前節・大分戦(1△1)で今季、初めて2試合連続で勝ち点を加算。11戦未勝利ではあるが調子は上向きつつある。
そんなチームを牽引しているのが苔口、木本、宮吉の3トップ。次々に裏を狙いボールを引き出すとともに、守備面でも気迫あふれるプレッシングで相手を脅かしている。高さが武器のパク・テホンが加入してDF陣が強化され、セットプレーからの得点も期待できる。アウェイ14連敗はJ2ワースト記録だが、ここでストップをかけたい。昨季は、第39節に行われた味スタでの東京V戦に快勝して残留を決めている。反撃をスタートさせる勝利を目指し味スタに乗り込む。(赤壁 逸朗)