反町 康治監督
「0-3という結果だが、同じ結果の愛媛戦に比べると、今日の方が内容などは上だった。勝ちたい意欲が、富山さんの方が少し上。それが少ないチャンスで点をとれた理由と感じた。ゲームの入り方・前半の流れは悪くなかったが、サッカーは得点が大きく流れを変えるスポーツ。うちが最初にとれたら、同じような流れになったかも知れない。先制点を奪われたのは展開上厳しかった。ハーフタイムにも注意したセットプレーで後半やられたことは少し残念。昨日も(セットプレー対応の)練習をしたが、それが実らなかったことも悔しい。今日は4月1日ということでエイプリルフールになってくれれば良かったが(苦笑)、結果はしっかりと受け止めたい。サポーターには感謝しているし、アウェーで勝点3をとりたい」
――流れの中から得点できていない。チャンスは増えている。後ひとつ何が足りないか?
「最後に決める力。ただ、C・ロナウドもメッシ決めているのは、周りがしっかりボールを動かして、フリーの選手が多いから彼らもチャンスを生かせるのかもしれない。一概に個人の話をするとそこで切れてしまうので、個の能力とグループの融合、だろう。ただ、うちは去年からシュートを打とうとしない。そこはずっと言っているんだけど。現代サッカーではなかなか1対1のチャンスは作れない。ペナルティーエリアの外でフィニッシュの状況があったときに打てるかどうか、または枠に打てるかどうか。そこは大きい」
――3失点。こうしておけばという点は?
「今日のような浮いたボールの試合では、ひとつ身体を寄せるとか、イーブンのボールをどちらが先手をとるとか。その点は向こうが目立った。結局どっちつかずのボールに寄せきれないとか、自分たちのボール出来ないとか、そういうところがある」
――セットプレーについて。
「セットプレーはキッカーの良さもあったが、ディフェンスは、今日は良くなかった。これは昨日の練習でも良くなかったので、ミーティングでもそういう話をした。そこからやられてしまった」
――チーム作りの過渡期にあると思うが、現状の手応えは?
「実際のところ、妥当なところ。J2のチームを上・中・下でいえば、うちが下のランクであること間違いないとは話してきた。J2などどこを見ても、個の力などで少しずつ差は出ている。しかし、だから我々は諦めるではなく、だからこそもっとやっていかなければいけない。スーパーな事は出来ないにしても、自分たちの実力をわかって着実にやっていかなければいけない。ただ初戦や2戦目に比べれば少しずつ Jリーグのプレッシャーとか水に慣れてきた。ただ、それは相手も同じなので、平行線ではいけない。少しでもスケールアップしていかなければいけない」
――スタンドからはブーイングや怒声もあったが。
「チームにとっては非常に悔しい事だけども、見ている方々は何か言いたくなるような内容だったのかも知れない。それは受け入れなければいけない。応援してくれている皆さんには非常に感謝している。その応援に我々は応えているかどうか」
――今後の課題について。
「セットプレーのところは直していかなければいけない。時間をかけてでもやらなければいけない。攻撃のところはフィニッシュに問題はあったが、チャンスはたくさん作った。ただ、出し手と受け手だけの動きではあまり面白くない。3人目の動きとかワンツーとかはこれからだが、3人以上が絡んで行かないと点は取れない。そこはやりながら修正したい。(守備は)流れの中から攻められたのはなかったので、その点は大きく破綻しているとは思いません。判断の遅さは相変わらずなので、ここはトレーニングでやるしかない。改善点」
――気持ちの緩みなどが、試合内容が安定しない理由か?
「今日は0-3でやられたが、全部がだめというわけではない。気持ちが入っている選手も多かった。ただ、今日の富山さんは皆が全く同じテンションでやっていた。その差はあった」
――安間監督が先制点によってはどうなったか分からないと仰っていた。
「勝った監督のリップサービス(一同笑)。ただ先制出来るか出来ないか大きい。チャンスはあったので、そこを決めるのは大きなポイント。ゲームの流れは大きく変わった」
――初出場の大橋正博選手について。
「ボールを効果的に出せる選手。ああいう状況で、中盤でリズムをつくれる。期待通りのプレーをしてもらった。またセットプレーのキッカーとしても期待して送り出しました。新潟の時は、ボランチ・前の方・サイドでも使っているので、今後も状況に応じてという事になるだろう」
DF 4 飯田 真輝
「ゲーム内容は悪くなかった。前半(の失点場面)は、ソ(ヨンドク)と喜山がごちゃごちゃしていたところを打たれてしまった。ミドルがあると夢に出るくらい言われていたが…。セットプレーも気をつけるように言われていたが、どちらかと言うと向こうの頑張りにやられてしまった」
DF 28 飯尾 和也
「流れは悪くなかった。いつも言っていることだが、先制する・しないは大きい。とられても1点に抑えれば、逆転出来る。今日の内容だったら、1点だったらひっくり返せた。皆が注意深く守らないといけない。もっと皆、強がりでも声を出して、かけあっていかないと」
DF 16 鐡戸 裕史
「前半は良かったが、後半は運動量も落ちた。前半のような戦いを後半も続けていきたい。(ウィングバックでの出場だが)ポジションにこだわりはない。監督がここで使いたいというポジションで良い結果を出せるように全力を尽くしたい。(サポーターについて)ブーイングは当たり前。皆さん、お金を払って観に来ている。皆さんに結果という形で恩返ししなければ」
FW 11 片山 真人
「攻撃の形は徐々に見えてきて、手応えは掴んでいるので結果を出したい。点を取れないのが勝てない要因のひとつ。焦りはないと言ったら嘘になる。責任は感じるし、決まれば勝てたかなと痛感している。連動やサポートは良くなっているので、連携の部分も練習からやっていきたい」 安間 貴義監督
「『TOP OF 北アルプス』で、多くのサポーターの方がアルウィンまで足を運んでいただき、心強い後押しになった。それに応えようと、必死に走り、勝ちに繋がった。このダービーで初代王者になれるように準備していきたい。試合のほうは、ここまで勝ちはなかったが決して試合は悪い内容ではなかった。どうしても一瞬切れてしまい失点して落としているゲームが続いた。今回は、僕は動かずに信じるだけ。メンバー・システムを変えずに挑んだ結果、選手が良い結果を出してくれた。なかなか勝てないなか、応援してくれたサポーターの方にまず1勝を届けたことでほっとしている。次は大事。しっかり準備してホームで勝ちたい」
――内容の伴った勝利。一番の要因は?
「毎試合こういう試合を望んでいるが、サッカーは相手がいるスポーツ。(松本)山雅さんも負けたくない。お互いにゴールを目指したからこそ迫力のあるゲームになった。(対戦相手が)動かないチームだとペースを上げたくてもなかなか上がらない場面もあるが、ゴールを目指すチーム同士だからこそ、こういうゲームなったのではないか。正直ピンチもあり、ここを決められたらどっちに転ぶか分からない試合だった」
――鶴田達也選手について。
「本当に良く防いでくれた。なかなか勝てずに悔しい思いをするなか、普段から練習を良くやっていて、失点しても自分の責任だと言う人間なので、本当に良かった。また最終ラインの頑張りも大きかった」
――松本のスカウティングをする中、どのような指示を。
「彼らの推進力は脅威にあたる。そこを止めよう。まずスピードを止めようと。また、ゲームが止まった時に、フリーキック・コーナーキック・スローインなど、反町さんは本当に緻密にやってくる。そこで集中力が切れないように、意識して自分のマークを確認していた。言った通りやってくれた」
――3得点について。
「我々には『汗をかいて、アグレッシブに、いずれ美しく』というテーマがある。勝ちがなかった時だからこそ、もう一度汗をかいてアグレッシブに積極的にやろうと話した。萎縮したり、安全に行ったりというところがあるが、チーム全体が前へ前へという積極性が生んだゴールだった」
FW 30 木村 勝太
「勝てて良かった。アルウィンとサポーターが作り出す雰囲気は凄かった。(松本は)監督も替わって、Jリーグ1年目でこれから。自分の調子は悪くはないので、他の選手にも負けないように頑張りたい」