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J1リーグ 第24節
9/20(土) 19:00 @ U等々力

川崎F
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試合終了
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FC東京

Report マッチレポート

攻の川崎F、守のFC東京。様相異なるクラシコ

2014/9/22 16:15

9年ぶりの0-0を生んだ、青赤の組織的な守備
 多摩川クラシコがスコアレスドローに終わったのは、実に9年ぶり。確かに、このカードは得点が動く印象がある。過去には、7-0で川崎Fが快勝すれば、5-4でFC東京が逆転を果たすという試合もあった。歴史を辿れば、今回は印象に残りづらいモノかもしれない。ただ、それは結果だけを見たときの話。ネットが揺れることはなかったが、互いの戦術と戦術がぶつかりあった好ゲームだったことは間違いない。
「(高橋)秀人があれだけ来ていたからね」(中村)。この日、川崎Fの前線の選手たちは“相手のシステムの穴を見つける”作業にかなりの時間を要した。3ボランチを形成し、前線の選手に対して厳しくチェックに来るFC東京の組織された守備陣に川崎Fは苦しめられた。「サイドをうまく使って相手のボランチを釣り出して、中を使う」。田中は戦前に攻撃のイメージを語っていたが、最前線にパスが配球されることも、ボールがそこで落ち着くこともままならなかったため、両サイドが敵陣に侵入する機会がほぼないまま時計の針は進んだ。そしてチャンスらしいチャンスも作れず、可能性を感じさせたのは“レナトの一発”だけだったことは否定できない。それだけ、FC東京の守備は整理されていた。後半になると疲労が蓄積した相手守備陣を前に、ボールを保持して相手が見せたわずかなスキを突く川崎Fの“いつもどおりの攻撃”が続いたが、それでもFC東京はGK権田を中心に最後の局面を守り切る。その中でも印象的だったのが、川崎Fがピッチの幅を使って効果的に攻撃を展開しているところに目をつけ、より多くサイドに選手を置く[4-4-1-1]への布陣変更で対応したマッシモ・フィッカデンティ監督の采配。組織された守備の前にはチャンスも減る。となれば訪れたわずかな好機を仕留める技術が必要になる。そう、川崎Fに強く教えてくれた。
 あらためて、互いが狙いとするサッカーが如実にピッチ上で体現された好ゲームだった。ただ、攻の川崎F、守のFC東京という構図を考えれば、軍配が上がったのはFC東京のほうと言えるかもしれない。(竹中 玲央奈)

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