仙台、裏を使われて劣勢に。5連敗を喫す
前半は鹿島ペース。仙台の高い最終ラインの裏は、徹底的に鹿島MF陣のスルーパスの標的にされた。5分には、仙台のGK関と上本の連係ミスから大ピンチに。10分から12分の間は、仙台の裏を突いた鹿島に4度もの決定機が訪れた。しかし、鹿島のシュートミスもあり、仙台守備陣が辛うじてしのいだ。
仙台は16分にFKの流れからウイルソンが反転シュートを狙ったものの、ブロックされる。この後は再び鹿島に押される時間帯が続く。緊急回避の意味合いが強いロングボールが多用されたために、なかなか左MF野沢のパス能力を生かすことができなかった。31分に、野沢の左からのクロスの流れでウイルソンとリャン・ヨンギが連続でシュートを打つまで、チャンスらしいチャンスが作れなかった。
36分に再び仙台は鹿島に裏を突かれ、GK関がダヴィと1対1に。しかしこの接触はダヴィのシミュレーションと判定され、またも仙台は救われた。
そして43分、試合は動く。再び仙台右サイドの裏にダヴィが抜けると、今度はクロスに飛び込んだ土居が滑りながら先制ゴールを決めた。
ホームチームはシュートを1本しか打てず、劣勢のまま前半を終えた。これが後半も響くこととなる。
「もう一度集中してゲームに入ろう」と渡邉監督の指示を受けた仙台は、後半開始早々のウイルソンのシュートを皮切りに、攻勢をしかける。セカンドボールを拾って左サイドも前半より使えるようになり、野沢のボールタッチも増えた。76分の武藤、84分の中原投入で、運動量の落ちた鹿島をさらに攻め立てた。しかし追い付くことはできず。仙台はこれで5連敗。残留に向けて厳しい戦いが続く。(板垣 晴朗)