■ガンバ大阪
左SBに緊急事態。内田裕の先発もあるか
再開後のリーグ戦で最も勢いに乗っているのがG大阪だ。前節は清水に3-0で快勝し、4連勝。浦和との勝ち点差は縮まっていないが、上位争いに完全に割って入った感がある。序盤の出遅れもあって、なかなか明確な目標を口にして来なかった長谷川監督も「ACL圏は一つの目標」と最低でも3位以内に食い込みたいと言い切った。
再び上昇気流に乗りつつあるチームにとって真価が問われるのが鳥栖戦から始まる上位陣との戦いだ。「優勝争いを目指す上でここからの3試合が大事」と宇佐美。再開後のリーグ戦で無得点試合はわずかに1試合。「いろいろなパターンで点が取れる」(丹羽)いまの攻撃力は本物だ。
一方で連勝を支えているのは4試合連続完封中の守備力でもあるが、今節は最終ラインの耐久力が試される一戦でもある。藤春が出場停止、オ・ジェソクも清水戦で足首を痛めて、今節の出場は微妙。指揮官は「オはギリギリまで様子を見る」と話すが、ルーキーの内田裕が虎視眈々とリーグ戦での初先発を狙っている。すでにナビスコカップで公式戦デビューを飾っている内田裕は、「攻撃力をアピールしたい」と待望のリーグ戦デビューを待ちわびる。(下薗 昌記)
■サガン鳥栖
気持ちの問題。鳥栖らしさを取り戻せ
前節、柏戦(0●2)に敗れ、首位の浦和との勝ち点差は『9』に開いた。残り9試合という状況を考えると「これ以上、差が開くと厳しい」という安田の言葉どおり、リーグ優勝に向けては剣ヶ峰に立たされた。25日の練習では高橋は全体練習に合流したものの、菊地は対人メニューには加わらず、部分合流止まり。G大阪戦でも先発メンバーに頭を悩ませそうだ。
前々節の仙台戦(2○1)に勝利し、鳥栖らしさを取り戻したかに思えたが、柏戦ではまたも鳥栖らしさが鳴りを潜めてしまった。「チーム力や結束力、そこでイヤだと相手に思わせないと。その部分が自陣から見ていても足りない」と林が言うように「球際の覇気や1試合走り切る。そういう気持ちが入ったところができていない」(水沼)状況を打破しなければ鳥栖らしさは戻って来ない。戦術や技術以前に本当にリーグ優勝したいのか。その本気度を個々がプレーとして表現できなければ苦境から脱することはできない。
この一戦に敗れればG大阪と順位が入れ替わる。そうすれば優勝はおろか、ACL圏からも遠ざかる。負けてこのままズルズルと順位を下げるわけにはいかない。技術、戦術の面で鳥栖はやることがハッキリしている。やはり、必要なのは精神面の奮起しかない。(杉山 文宣)