攻撃も充実。“Wシルバ”と山本で3ゴール
“地上戦”は望むところだった。
リーグ屈指のパスワークでゴールを量産する川崎Fに対して、新潟は真っ向勝負で挑んだ。ゲームのポイントは、川崎Fの“縦”をいかに封じ込めるか。新潟はダブルボランチを形成する大島、谷口、さらにトップ下の中村をチーム全体で挟み込んで徹底ケア、相手のパスルートを消しにかかった。
前半から新潟のリズムだった。素早い囲い込みからのプレスでボールを奪取すると、指宿、ラファエル・シルバを起点としてサイドへ展開。両サイドからクロスを送り込んで揺さぶりをかけていく。
チーム全体の連動した戦いで主導権を完全に握った新潟は、38分に野生児ラファエルがゴール正面約25mの位置でFKを獲得。そのチャンスを生かしたのはレオ・シルバだった。ゆったりとしたモーションから放たれたショットは、川崎Fの壁を越えてゴール右スミに突き刺さる。
1-0で前半を折り返した新潟は、後半も闘志あふれるプレーを披露。川崎Fの攻撃をブロックで受けて鋭いカウンターを繰り出していく。前がかりになった川崎Fに押し込まれる時間もあったが大井、大野を中心とした守備陣が冷静に対応すると65分に左サイドから切り込んだ山本が豪快なミドルシュートで追加点。終了間際にはラファエルがダメ押しヘッドを流し込んでゲームを決めた。
3-0の完勝。新潟は攻守に充実した戦いで川崎Fをシャットアウトし、今季初の連勝を果たした。中断明けのチーム再構築により結果が出ない時間が続いていたが、この勝利によってチームは揺るぎない手ごたえと、確固たる自信をつかんだ。(藺藤 心)