Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第28節
10/18(土) 14:00 @ ユアスタ

仙台
4
2 前半 2
2 後半 0
試合終了
2
浦和

Column 試合後コラム

“5連敗”からの復活。低めのラインと、前に出るダイナミズム

2014/10/20 14:53

 仙台は第21節・神戸戦から第25節・鹿島戦まで5連敗を記録していたころとは、違うチームになっている。

 契機は第26節・川崎F戦(1△1)だった。最終ラインの背後のスペースを消すことを最優先し、全体のラインもそれまでより低めに設定。この試合では終了前に守備の距離が間延びするミスから追い付かれてしまったが、それまでの90分間の戦い方に手ごたえを得ていた。続く第27節・FC東京戦(1○0)でもこの流れは継続。先発のCBがこのとき体調不良だった角田から鎌田に代わったが、機能性は維持してFC東京をノーゴールに抑えていた。そうして守備の部分を積み上げて臨んだのがこの浦和戦だった。

 そしてもう一つ注目したいのが、攻撃態勢に入れば一気に全体を押し上げるところである。渡邉監督は浦和戦を前に「当たり前ながら、自陣で我慢するばかりでは勝てない。思い切って人数をかけて出ていくイメージを共有した上で我慢する」とあらためて強調。“我慢の質”をキーワードに準備を進めた。相手陣内でボールを奪われた場合は、攻撃的ポジションの選手には帰陣よりもその場で奪い返すケースも頭に入れさせた。このやり方を実現するには、低めのスタート地点から一気に相手陣内まで駆け上がる走力と運動量、そして決断力が必要になるが、この3試合の仙台はそれができている。特に今季は負傷に悩まされてきた赤嶺とウイルソンの2トップの復調は大きく、彼らは多くのタスクをこなしながら、3試合連続でゴールに関与。ほかのポジションとの連動性も良く、「自分のゴールでチームを勢い付けたい」というウイルソンの言葉にあるように、チームを引っ張っている。

 背後のスペースを消す守備を基本としながら、高い位置でボールを奪うときや人数をかけて攻めるときには思い切って前に出る。振幅の激しいスタイルではあるが、経験を重ねてさらにメリハリを付けたいところだ。浦和戦での勝利で得た自信を加え、さらにこのやり方を磨き、残り6試合で仙台は上昇を目指す。(板垣 晴朗)

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会