望みをつないだ岡山。横浜FC、J1昇格の夢ついえる
J1昇格プレーオフへのわずかな望みを懸けた両チームのサバイバルゲームは、岡山が9試合ぶりの勝利をつかみ、昇格レースに生き残る形となった。
「立ち上がりから自分たちのリズムでやれていると思っていたけど、あの一発が…」と、松下年が悔やんだのは先制点の場面。38分、岡山の上田が高い位置でボールをインターセプト。それを押谷へとつなぎ、カットインした押谷が右足を振りぬくとボールはゴール右隅に吸い込まれた。「フリー過ぎて両方(ニアにもファーにも)打てる状況だったんで、せめてニアだけでも消せればポジションを取れた」と南が語ったように、押谷に対し横浜FCの選手たちが寄せ切れず、エアポケットのような状態になっていた。
前述の松下年の言葉にもあったが、それまでは横浜FCのリズムだった。立ち上がりこそボールが落ち着かなかったが、15分を過ぎるころから前線の3人に寺田と内田が絡むことでチャンスを作った。16分には小池、寺田、西嶋が連動して右サイドを崩す。その流れで得たCKでは黒津がヘディング、GKがはじいたところにドウグラスが詰めるなど決定機もあった。だからこそ、一つのピンチで失点したことはもったいなかった。
昇格のために最低2点が必要となった横浜FCは、後半になると次々と攻撃的なカードを切る。特に58分に投入された野崎はうまくボールに絡み、チャンスを演出するが得点までには至らない。すると79分に松下裕が最終ラインでボールをロスト。押谷にダメ押しの追加点を決められ、勝負あり。
試合後、キャプテンの寺田は「目標としていた部分(昇格)がなくなったっていうのは辛い」と話し、悔しさをこらえながら会場をあとにした。(村田 亘)