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[川崎]大久保が残留を表明。気持ちを切り替え、次節・鹿島戦へ

2014/11/14 12:07

今季で川崎Fとの契約が切れるためその去就が注目されていた大久保だが、川崎Fへの残留を決意した



「クラブスタッフもそうだけど、選手全員がホッとした」(庄司強化部長)

 前節・清水戦(2●3)は終了間際に失点し、自ら優勝の可能性を狭めてしまった。試合後、小林は「不甲斐ない試合ばかりを見せていて申し訳ない」と語り、中村は「負けた以上何も(タイトルについては)言えない」と唇を噛んだ。そしてその翌日、浦和が横浜FMに勝利したことで川崎Fのリーグ優勝の可能性が完全に消滅。今季の無冠が決定した。

「今年こそは」。選手だけでなく、スタッフも、サポーターも、川崎Fに関わるすべての人がその思いを持って歩んできたが、その夢も叶わぬモノとなった。さらに、中村が右足を負傷し戦線を離脱。重なる悪いニュースがチームの空気を重くさせていた。

 しかし、ここにうれしいニュースも飛び込んできた。大久保嘉人の残留だ。「クラブスタッフもそうだけど、選手全員がホッとした」と庄司春男強化部長。11日に本人から連絡を受けて練習場まで急きょ向かい、その意思を直接、耳にしたという。前述のようになかなか明るい話題がない中、大久保の残留はこれ以上ない朗報である。リーグ優勝の可能性はなくなってしまったが、残り3試合は消化試合ではない。3位以内に入り、是が非でもACLの出場権を獲得したい。「戻るべき場所」と以前、中村は語っていたが、今回のACLを制したのは同グループだったウェスタン・シドニー。川崎Fは1勝1敗とグループリーグでの勝敗はイーブンながらも、内容では圧倒していた。それだけにもう一度あの舞台へという思いは強い。

 そして、再びアジアの舞台に乗り込むためにも、リーグ戦の残り3試合(第32節・鹿島戦、第33節・広島戦、第34節・神戸戦)はいずれも落とせない。そんな状況下で気がかりなのが、けがで離脱している選手たちだ。中村に加え、第30節・甲府戦(1●2)で負傷した田中も、次節の鹿島戦に間に合うか微妙な状況。山本や大島、そして小宮山や福森らに懸かる期待はこれまで以上に大きくなるだろう。ACL出場権を懸けた次節の3位・鹿島との直接対決は総力戦となりそうだ。(竹中 玲央奈)

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