札幌の出来の悪さが目立つ試合だった。
立ち上がりは悪くなかった。最初のFKから都倉が3分に先制点を挙げる。J1昇格プレーオフ進出には勝利しかない中で絶好のスタートを切る。しかし、そこから札幌は受けに回ってしまった。シンプルにロングボールを入れてくる福岡に対して最終ラインを押し下げられる。個での対応が多い札幌は福岡のクサビに対してCBが簡単につり出されると今度は背後を突かれるなど守備で完全に後手に回る。福岡の決定力のなさやGKイ・ホスンの好セーブもあったが、38分にはあっさりと逆転を許してしまう。それでも、リスク管理の拙い福岡のスキを突き、前半終了間際に追い付き、勝利への執念を見せる。
後半に入ると札幌は「都倉と内村を2トップの位置に並べて」(バルバリッチ監督)プレスの掛け方を修正し、リズムを取り戻す。それでもあと1点が遠かった。中原や都倉が決定機を迎えるものの、福岡のGK神山の牙城を崩すことができなかった。
「あと一歩、勝ちが出ない」と都倉。この結果によりJ1昇格プレーオフに進める6位以内の可能性が消滅した札幌。福岡の地で取りこぼした勝ち点2はあまりにも痛かった。(杉山 文宣)