高い位置での守備を支え、機を見たオーバーラップも
「ゲームを組み立てて、パスをつないで、周りのコンビネーションを見ながら配球していくのは(SBの)大事な仕事だと思っている」。そう語る内田は、ホンジュラス戦で右ウイングの本田を高い位置に押し出し、攻撃に集中させる仕事を担った。彼の背後で正確に組み立て、かつカバーする内田らしいプレーでチームにリズムをもたらす。前線の選手がボールを奪われた局面でも、対面のMFキオトをチェックして相手カウンター時のパスコースを限定。ハビエル・アギーレ監督が掲げる“高い位置での守備”を支えながら、ゴール前の危険な場面では中央に絞り、体を張ってボールをはね返した。「試合は、相手あってのこと」と主張する内田は、その言葉どおり臨機応変なプレーを披露した。
不安視された右ひざについては、異変を感じた際には指揮官にすぐサインを出すように言われていたというが、「別に、無理というサインを出そうとは思っていなかった」と結局フル出場。「監督が代わったばかりだし、ちょっとやったほうがいいかな」と、機を見たオーバーラップも見せた。
試合後に、ひざの痛みは出ていないという。「(ブラジル)W杯のときもそうだったが、治療、ケアをしっかりしつついきたい」。内田はあらためて日本代表での意欲を示している。(河治 良幸)