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ジェフユナイテッド千葉/J1昇格プレーオフ。出場権を争う4クラブを徹底検証

2014/11/19 14:41

今季10得点の森本。相手のマークは厳しくなっているが、それを凌駕したい



身に付いてきた勝負強さと攻撃の引き出し

 第31節で北九州に敗れたあと、ここ10試合で積み重ねた勝ち点は『21』。大きな力の差を見せ付けての勝利は多くないが、1試合の中で総合的に相手を上回る試合運びができるようになってきている。サブメンバーを効果的に用いることで半ば強引に勝利を引き寄せた試合もあり、チームとしての引き出しは着実に増えつつある。

 多くの試合で複数得点を挙げている攻撃には、明確なベースがある。相手のライン間で2列目が受けて起点を作りニアゾーンを奪う形と、森本を中心とした最終ライン裏へのシンプルなランニングを使う形の二つが基本形。相手がリトリートすれば前者、背後を空ければ後者で対応し、主導権を握って試合を進める。この使い分けが千葉の生命線であり、相手のスタイルにかかわらず、得点を奪えることが強みだ。

 逆に懸案事項になっているのが、その攻撃において最終ライン裏へのランニングが封じられつつあること。森本とともにこのタスクを担う町田は「相手も研究してきているのか、なかなか飛び出すタイミングがなくなっている」と実感している。主要な攻撃の選択肢を放棄するわけにもいかないだけに、より一層の工夫と駆け引きで乗り越えるしかない。

 千葉は最終節で勝利を収めれば、少なくともJ1昇格プレーオフ準決勝のホーム開催権を得られる立場にある。3位の可能性も十分に残っているが、戦前にそこまで考える必要はないだろう。自らの攻撃スタイルを出し切り、まずは目の前の一戦をモノにしたい。(片村 光博)

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